子どもが長女だけの時『2人目は?』ってよく聞かれた。なんで複数いるのが当たり前の前提で聞いてくるんだろう…。私自身も『子どもは2人欲しい』と思っていたので、聞かれるとすごく焦った。
長女が1歳の頃、ベビーカーに乗せて歩いている時に、子ども乗せ自転車がすれ違いざまによろけてベビーカーの上に倒れてきた。特に大きなケガはなく、とりあえず連絡先の交換をした時に、相手が言った一言。
『心配ですよね。お子さんお一人ですもんね』
一人っ子だから過剰に心配してるとでもいうの?と、すごくカチンときた。
確かに子どもの数が増えることによって心配性は薄まってくる傾向にあると思う。第一子の親に起こる事は全てが初めてのこと。ケガも発熱も友達とのトラブルも、加減が分からないから常に心配がつきまとう。
これが子どもが二人になると、経験があるのと、単純に同じ集中力で二人見れなくなり、どうしても分散してしまう。子ども多いとそこまで丁寧に見てられないな…ということが往々にしてある。親の性格もあるけれど。(二人目の離乳食が急に雑になったり、1歳児に出された焼き菓子、食べるのは第二子ばかりとか。送迎も第二子は早々にされなくなったり)
子どもの数は、ただ単に経験の違いだけ。多いのがえらいんじゃなくて。
だから育児の話を聞く時には、同じ経験の人から話を聞く方が参考にはなる。
旅行に例えると、国内旅行なのか、アジア旅行なのか、ヨーロッパ旅行なのか。ツアーで行くのか、バックパッカーなのか。アジア旅行よりヨーロッパ旅行の方がいいということもないし、ツアーよりバックパッカーの方がいいということもない。行きたくても行けない人もいるし、興味がない人もいる。いちいち自分のオススメを押し付ける必要はない。
気軽に『子どもはもう一人作った方がいい』と言うには、体の事、家族の事、仕事の事、お金の事、あまりにも立ち入りすぎ。
だいたい子どもが三人いても『一人は男の子も産まないと』って言う立ち入りBBA(時にJJI)がいるので、笑顔でスルー。
心の中で爆破すればいい。ドーン。