先日、11月11日と12日に武道館でcreepy nutsのライブがあった。発表の時から『その頃(コロナで)出来るかどうか分からないけど』と売り出したチケットは即完だったが、やはり直前で『フルで人を入れるわけにはいかない』と、すべて払い戻し。1日開催を2日に伸ばし、一席あけて、再購入になった。
そして行けない人のために、2日目のみライブ配信決定。このオンラインライブのチケットを買って、楽しみに待っていた。
1日目の参加者から『松永さんがとても大人しかった』と聞いた。
ここで知らない人のために説明しておくと、creepy nutsは、DJ松永とラッパーR-指定の二人で構成されている。新潟でDJを始めた松永さんと、大阪でラッパーグループを組んでたR-指定。R-指定が友達と開催した、10代のラッパーを全国各地から集めた大会で知り合い、そこから数年の友達づきあいを経て組むことになる。
私が最初に知ったきっかけは、曲だったかラジオだったか。オールナイトニッポンゼロの火曜日担当になって3年目。一見、大人しそうにみえるDJ松永は、人が話してるのを遮ってまで喋り倒すし、終始ふざけてる。ハートが中学生で止まっている。(オカモトズとのライブ配信のアフタートークで、一人マシンガントークが止まらない松永を見たオカモトズのファンが、コメントで『松永ってこんなしゃべるの?』ってびっくりしてた)
その松永さんが大人しい???
原因は、ライブ始まってすぐのトークで分かった。
いつものように緊張なしでフリーな気持ちでステージに立ったら、急に感動が襲ってきて、絶対にこんなたくさんの人の前で涙を流したくないとの一心で、涙をこられることに集中。言葉を発したら泣いてしまいそうということで、1日目ほとんど喋らず。ライブ終了後に号泣。楽屋から出てこられず、楽屋挨拶はR−指定一人でやったらしい。
creepy nutsの曲は、元々ヒップホップが好きじゃなかったファンも多い。ヒップホップは不良の文化で、私も『悪そうな奴はだいたい友達』って歌詞に全く共感できないが、『興味のない どころかホント嫌い 飲み会 オフ回 女子会』『苦手なアウトドア 俺 お家でぼーっとしたい』『友達超少ない さみしい いや、そーでもない』とcreepy nutsには共感しまくりなんすよ。
ライブの後半。昔の曲『使えない奴ら』の後のMCの時。
R『時を同じくてその頃、新潟では松永さんねえ』
松『……』
R『あれ?この子どうしたん?急に』
両手で(!)タオルで目を押さえる松永さん。この両手でお行儀よく泣く姿がいいの。そのあと佐久間さんもラジオで『松永の涙は可愛い』って言ってたし。このシーン、アーカイブで何回も見た。DVD販売早よ!
年明けから全国ツアーも始まるらしいが、ここんとこ感染者が日々増加していて、まだちょっとライブに行く気にはなれないので、こちらもオンラインしてくれたらいいのにな…
オンラインで課金するお!
グッズは買おうと思ったら既にソールドアウト。ここ数ヶ月のcreepy nutsの売れっぷりったらない。前回のライブグッズもすぐ売り切れてた。スタッフさん、もうちょっと多めに発注しておいて〜